ナイアルの徒然 ジュブナイルホラーTRPGを考える そのに 忍者ブログ
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前回提示したシステムのポイントについて

<活躍報酬としてのENG(ヒーローポイント制)ではないのか>
ENGは、
「ホラーにおいては、一番酷い目に遭っている/怖い思いをしている人間が主役」というストーリービルディングの再現であり、
「プレイヤーやキャラクターが本来避けたい(が、システムやシナリオのキーとなる)要素へアクセスしたことへの代償として活躍機会を与えるためのリソース」である。
「活躍・成長するためにホラーイベントへ積極的に関わる」モチベーションを提示するシステムとして機能させるため、活躍の報酬などで安易に与えるのは本末転倒である。

逆に言えば、ホラーイベントにおけるIDチェックを行った結果として「均等に」支払われるべきであり、IDチェックの成否やID値の増減・イベントにおける活躍の有無は考慮されてはならない。

(前回の記事で「原則」としたのは、「今回はラブコメを軸にするからラブコメイベントでも払います」など、「シナリオの要件として他の軸を用意する」場合に応用が利くと考えるからである。この場合も支払い方針は事前に提示されるべきで、ゲーム中に安易に変更すべきではない)


<怖がらないキャラクターへの対処>
「自分のPCは戦場帰りで死体なんて見慣れているから、死体程度では驚かない」などとIDチェックを拒否しつつENGを獲得したがるプレイヤーについては、IDチェックを免除する代わりにENGを払ってはならない。
これは、上記の通りENGがあくまで「怖がって(IDチェックをして)貰った代償である」という原則から補強できる。
こうしたPCがイベントに遭遇した場合、ENGは等分されるがそのPCには支払われない物とする。
彼を含むグループがイベントに遭遇した場合、獲得できるENGは本来よりも低下することになる。

<特殊技能へのリソース>
魔法や特殊な技を持つキャラクターというのは一部のジュブナイルホラーでは定番となりつつある。
こうしたキャラクターを再現する場合、
ホラーイベントを防いでしまうことによる恐怖演出阻害を避けること・他のプレイヤーの活躍機会を奪ってしまわないことを目的として、
「ENGによる対処手段購入」という扱いにすることを推奨する。
これはまた、「肝心の怪異が佳境にならないとそうした手段を使用しない」お約束の再現ともなる。

※「何も怖がらない魔法使い」という良くある厨二スーパーキャラを設定した場合、
「ほとんど誰とも行動しない(獲得ENGを下げないため)が、事故や怪異による死/発狂現場には先回りし(死亡時ENGを継承するため)、最後の最後で魔法などを使って締める」というプレイイングが最適解となる。
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