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一応一周目クリアー
ジャスティス型も三連戦きっちり制覇した上なので、あとはまったり武器集めつつ各神姫のシナリオをやってく感じで
……独自セリフ関連見ようとすると周回前提なんだけどもw
というわけで全体シナリオの感想。
ジャスティス型も三連戦きっちり制覇した上なので、あとはまったり武器集めつつ各神姫のシナリオをやってく感じで
……独自セリフ関連見ようとすると周回前提なんだけどもw
というわけで全体シナリオの感想。
結論から言うと、「未完結の前作に、無理やり付け足した最終回」
前作(以下無印)が未完結なのは、何よりも「メインヒロインの扱い」に表れてる。
(「メインヒロインは神姫だろ」って上級者のみなさんは、別室でミューさんからお薬貰ってくださいね)
開始早々、割と印象的に登場するのが「小早川千歳」と、その神姫である「リリス」。
登場段階では唯一のストラーフ型。
無印主人公は初期神姫がアーンヴァル固定なのを考えれば、露骨に対になる神姫で、実際他のライバルより若干良い装備をしている。
典型的なツンデレライバルヒロインとして、F3・F2の決勝戦でぶつかり、愉快な掛け合いを見せてくれるのだが、ツンデレが昂じて力を求めた千歳は、F2敗退後、違法改造と裏バトルの世界へと身を投じることになる。
そこへ違法改造による爆発事件と裏バトルにまつわる賭博を止めようと颯爽と現れたのがF1チャンプの「竹姫葉月」と「アルテミス」。
主人公と葉月の二人は、神姫と神姫バトルの未来、あとついでに千歳とリリスを救うため、裏バトルのチャンプに戦いを挑む――
というのが、ヒロイン周りをクローズアップした大筋。
「悪堕ちライバルヒロイン」を、「正義のヒロイン」ともに助け出そうというお約束な展開である。
二人が使う神姫もかたやストラーフ、かたやアーンヴァルと好対照。
裏バトルの四天王(4凶)を倒すといよいよ千歳とのバトルとなり、倒せば改心……しやがらねえ(汗
なんかしつこく絡んだ挙句、主人公+葉月vs裏チャンプ(ガイア)+千歳というタッグマッチに巻き込まれることに
この時点で順当に進めてると、アーンヴァルコンビvsストラーフコンビというちょっとおいしい構図になるので、まあそれはそれでいいんだが。
この千歳さん、バトルの最中に「わざと」ガイアに攻撃するわ、負けた後も逆切れするわと実に往生際が悪い。
結局、バトル外でガイアにリリスをぶっ壊され、ようやっと改心……したと思ったら、
その後のごたごたの中ではぐれた後、葉月にその行方を聞くと
「逮捕されました」……はい??
確かにいろいろ後ろ暗いことはしてたらしいので、リアリティとしては仕方なかろうが、せっかくリリスという貴重な犠牲まで払って助け出してその落ちはなかろうと。
そこは、神宮司さん(刑事)の計らいとか葉月のコネとかで有耶無耶にするのが……
その後、無事再開されたF1バトル決勝で葉月と対戦、主人公の勝利で無印は終了する。
……いや、終わってないよね?
悪堕ちライバル(ヒロイン)のカタルシスってのは、再び表舞台でしがらみなくすがすがしいバトルをするとか、真の黒幕相手に共闘するとか、「改心したその後」を描いてこそのものなわけで、リリスが命を賭して説得したところまででは尻切れトンボ。
大筋としても黒幕らしきものは一切現れず、なんとなくガイア戦が事実上のボス戦で、F1リーグは完全におまけという格好。
だれがどう見たってこれは「第一部完」にすらなってない、「起承転結」の「転」の部分で終わっちゃっている。
不完全燃焼っていうか、燃焼すらさせてもらえない状態だ。
……それを受けてのMk2シナリオは、F1決勝後の雑談中に再びの爆発事件発生で幕を開ける。
(某所で「前作に引き続きまた爆破」とか批判されていたが、上記のように「終わってない」話の続きなんだから当たり前だ)
冒頭のプロローグ的なものを見ればすぐに黒幕がわかっちゃうが
(あれで犯人が理解できなかったら、その人の理解力はたま子並だろう)
ここは「いったい黒幕はどこの社長なんだ」とか「スキャンダル起こして株下げた後に一手独占狙うとか見事なマッチポンプだが何も不思議なところはないな」とか、見ないふりをしてあげるところまでがバトルアニメのお約束である。
事件が進む中、警察情報を流してくれる葉月に対し、何か裏があるようなことを囁く謎の男たち
……いやそこは千歳を出せよ!
この段階で千歳は非常においしいポジションだ。
いったんは裏切ったが改心した(っぽい)という立ち位置。
ツンデレらしく素直になり切れないキャラ。
前半で悪役に加担していたことから、それなりに今回の事件の裏を知っていてもおかしくない設定。
なにより、その接触によって「改心後」を描けるというポイント
ここは、「警察側の情報」を流す、信頼できるがどうもミスリードされているらしい葉月と、「犯人側の事情」を回りくどく伝える千歳、どっちのヒロインをより信じるかという実においしい対比構造が成り立ちうるというのに……
千歳さん、完全に空気。
いやまあジャスティス型神姫が後半ヒロインみたいにフィーチャーされて、葉月もあんまり目立っているとはいいがたいところではあるんだが。
結局、前半で構えた葉月と千歳の対比や千歳の心情なんかはほとんど受け継がれることなく。
ラストステージで、囚われの主人公を救出に来た葉月が倒れた後、ラスボスを前にして露払いをするのが唯一の出番、という……確かにそこだけ見れば悪堕ちヒロインの悔悛劇のお約束なんだが、そこまでの積み重ねがまったくないので、「とってつけた」ようにしか見えない。
肝心のメインシナリオも、フブキシナリオ前半の葛藤を焼き直したような展開で、完全にその逆をいく形であっけない幕切れを迎えてしまう。
(というか、最終戦をフブキで終えると、わざわざフブキがそのことを指摘してくれるという微妙に気まずい展開に……)
無印で「終わってない」というのがまず大問題なのだが、まくだけまいた伏線やテーマを一切回収できずに終わるという最悪の構成。
主眼はあくまで好みの神姫とのサブシナリオの方であり、メインシナリオなんてその添え物でしかないと言う側面はあるにせよ、さすがにこれはひどいと言わざるを得ない。
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